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国債値上がりと利回り低下の違いは何ですか?

国債値上がり→利回り低下というわけです。 ケース3 逆に、これが債券市場で売られて値下がりし、995円で購入した場合です。 満期には額面との差額にあたる5円の利益と10円の利子がつくため、合わせて15円が利益となります。

国債の「表面利率」と「利回り」の違いは何ですか?

国債の「表面利率」は、投資家が受け取る利息です。 例えば、額面金額が100万円の10年ものの国債で「表面利率」が0.5%の場合は、投資家は毎年5000円の利息を10年間、受け取ります。 そして満期を迎えると額面金額の100万円が投資家に償還されます。 この「表面利率」は、「利回り」とは違います。 いったん発行された国債は市場で銀行などが売買します。 その時の状況によって市場で取り引きされる国債の価格は額面金額よりも値上がりしたり値下がりしたりします。 ▼額面よりも安く買った差額分が、償還の際、「もうけ」になります。 そして「利息」と「もうけ」を1年当たりに換算した額を、あわせたものが「利回り」となります。 「利回り」と「表面利率」はこのような違いがあるのです。

国債が売られて値下がりし、逆に利回りは上昇しますか?

そうです。 「国債が売られて値下がりし、逆に利回りは上昇」しているのです。 ちなみに、日銀が続けている金融緩和は、ケース2の仕組みで金利を下げようというものです。 長期金利の代表的指標となっているのは、「満期までの期間が10年の国債の利回り」です。

個人向け国債ってどうなの?

個人向け国債は毎月売り出され、翌月には発行されます。 「購入するのに数ヶ月間待たなければならない」ということもありません。 個人向け国債は、有価証券として譲渡・相続することが可能です。 譲渡・相続は1万円から可能で、もし、保有者が死亡した場合は相続人の口座に移管できるのも特徴。 ただし、あくまでも個人向け国債であるため、譲渡・相続も個人間でのみ可能となります。 国債にはさまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。 個人向け国債は途中解約できるのが1年以降となり、すぐに換金できるわけではありません。 国債は購入から1年すると途中解約できます。

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